事例詳細
調査・質問内容
透明な氷の作り方を知りたい。
図書館からの回答
公開日 | 2025/10/02 |
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透明な氷を作るには、一般的な製氷皿の代わりに発泡スチロールなど熱を伝えにくい容器を使います。
いちど沸騰させて十分に冷ました水を、空気を含まないよう静かに容器に注ぎ、冷凍庫でゆっくり凍らせます。いちど沸騰させるのは、水に溶け込んでいる空気をできるだけ抜いておくためです。
氷は、水の分子が規則正しくつながってできた結晶です。氷には、白いところがあったり小さな泡が入っています。もともと水に溶けこんでいた空気が、氷の中に閉じ込められたものが白くみえているのです。
水に溶けこんでいた空気は、凍っていく途中で押し出されるか、閉じ込められます。家庭用の冷凍庫は温度が低く、水は短時間で凍ってしまいます。水を短時間で凍らせると、空気は逃げ道をふさがれ閉じ込められてしまいます。しかし、時間をかけて凍らせると、空気は閉じ込められることなく、ゆっくりと押し出されます。
参考文献
タイトル | 注記 |
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こおり | p8~13“水から氷へ”、p14~19“透明な氷をつくろう” |
水の不思議 | p28~29“12話 水は冷えるとどうして氷になるか?”、p74~75“32話 冷凍庫を作った氷はどうして白く見えるところがあるか?” |
ひんやり氷の本 | p16~17“不自由な氷の奇跡”、p94“ナルホド!氷のふしぎ② 自由な水分子の生真面目な性格”、p96~97“実験1 透明な氷をつくる” |
氷の科学 | p45~49“透明な氷-札幌オリンピックと長野オリンピックの氷”、p50~52“氷の成長と異物排除” |
ガリレオ工房の水のひみつ | p55~57“泥水にできる氷も透明?” |
水・飲料 | p62~63“氷の製造” |
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