事例詳細

調査・質問内容

60歳を還暦というが60歳以下の呼び方があれば知りたい。

図書館からの回答

公開日 2023/12/27

60歳以下の異称は、志学(しがく・15歳)、而立(じりつ・30歳)、不惑(ふわく・40歳)、知命(ちめい・50歳)、耳順(じじゅん・60歳)などがあります。

由来は、孔子の『論語』で、「吾十有五而志于學、三十而立、四十而不惑、五十而知天命、六十而耳順、七十而從心所欲、不踰矩」とあり、「吾十有五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑わず。五十にして天命を知る。六十にして耳順(みみしたが)う。七十にして心の欲する所に従いて、矩(のり)を踰(こ)えず」のことです。

そのほか、下記のような呼び名があります。
当歳(とうさい・1歳)
幼学(ようがく・10歳)
丁年(ていねん・20歳)、成年(せいねん・20歳)、弱冠(じゃっかん・20歳)
三十路(みそじ・30歳)、壮年(そうねん・30歳)
四十路(よそじ・40歳)、初老(しょろう・40歳)、強仕(きょうし・40歳)
五十路(いそじ・50歳)、艾年(がいねん・50歳)
耆指(きし・60歳)、六旬(ろくじゅん・60歳)

参考文献

タイトル 注記
現代訳論語 p46“20 七十歳ではじめて自分の気持ちのまま行動できる”
使い方の分かる類語例解辞典 p312“303-23 志学/破瓜/弱冠/而立/不惑/知命/耳順/花甲/還暦/古稀/致仕/喜寿/傘寿/米寿/卒寿/白寿”
論語 p35“巻第一 為政第二 四”
類語辞典 p506“年齢”
角川類語新辞典 p118“124年齢 生まれてからその時までの年数 b〔各年齢の慣習的呼び名〕”

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