事例詳細

調査・質問内容

九条通にある「大石橋」の由来が知りたい。

図書館からの回答

公開日 2023/12/27

「大石橋(おおいしばし)」は京都市南区東九条の地名で、竹田街道と九条通との交差点付近のことです。

かつて、ここを南北に流れる藍染川(あいぞめがわ)に、長さ約4メートルの板石が数枚かけられていました。大きな板石の橋だったため、地域住民から「大石橋」と呼ばれるようになりました。

藍染川は下水道整備が行われたため暗渠化し、かけられていた板石は撤去されましたが、長福寺(南区上御霊町)が土塀の台石として貰い受けました。

現在は京都市バスのバス停名「大石橋(地下鉄九条駅)」に使われるなど、橋がなくなった後も「大石橋」は地名として受け継がれています。

参考文献

タイトル 注記
新撰京都名所図会 巻4 p221~222“大石橋”
史跡探訪 京の七口 p191“五条大橋口”
史料京都の歴史 13 月報p5~8“聞書 九条ネギを育てて”
京都事典 p600“大石橋”
陶化誌 p115~116“大石橋”
陶化校百年のあゆみ p96“大石橋”、p96~97“藍染川”
京都の橋・河川・水路 その1 p200~201“76 藍染川”
京都市バス・地下鉄路線図 “大石橋(地下鉄九条駅)”

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