事例詳細

調査・質問内容

小中学生にもわかる聴覚障害のある方とのコミュニケーションの取り方が知りたい。

図書館からの回答

公開日 2023/09/28

聴覚障害とは声や音が聞こえない、または聞こえにくいという障害です。聴覚障害の方は、音を聞こえやすくするために、「補聴器」や「人工内耳」をつけることがあります。また、口の動きを見て内容を読み取る「読話」や文字を書いてやりとりをする「筆談」、手や指を使って伝える「手話」や「指文字」などを使いコミュニケーションを取ります。

聴覚障害の方と会話をする時に注意することは、相手が気づいてから話す、口の動きや表情がわかるように相手の前に立ち、口を大きく開けてゆっくり話す、複数人で話す時は一人ずつ順番に話す、話を分かりやすくするために短く区切りながら話すなどです。
また、“あんことはんこ”、“箱とタコ”のように口の動きが似ている言葉は「読話」では伝わりにくいことがあります。「読話」で伝わりにくい場合は、「手話」を使うと伝わりやすくなります。伝わったと思っていても相手には伝わっていないこともあるので、相手に伝わったかを確かめることも大切です。

公共の施設では、聴覚障害のある方がスムーズに情報を得られるように、ヒアリングループ(まわりの雑音などに邪魔されずに、目的の音や声だけを正確に聞き取ることができる機械)や筆談用の用具を置いている所もあります。

参考文献

タイトル 注記
知ろう!学ぼう!障害のこと [4] p6~9“聴覚傷害ってどんな障害?”、p10~13“聴覚障害のある友だちの生活”、p17“話し合いで、ずっとだまっているよ。”、p28~31“聴覚障害の友だちとつきあうために”
指と耳で見る、目と手で聞く
みんなで考えよう障がい者の気持ち 2
発達と障害を考える本 9
難聴者・中途失聴者のためのサポートガイドブック p102~103“22読話”、p111~114“よりよいコミュニケーション”
知っていますか?聴覚障害者とともに一問一答 p60~64“問12 耳が聞こえない人のコミュニケーションにはどんなものがあるの”
やさしくわかるはじめての手話

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