事例詳細

調査・質問内容

スイッチに触れずに明かりがついたり、自動でドアが開くのはなぜか。

図書館からの回答

公開日 2023/03/30

スイッチに触れずに明かりがついたり、自動でドアが開くのは、赤外線センサーがはたらくからです。

センサーは、音、光、におい、熱、温度などさまざまな刺激を検知し、その情報を電気などの信号に変換する装置です。なかでも赤外線センサーは、照明や自動ドアのほかにも、エアータオルや手洗いの自動水栓、警備や防犯装置など、暮らしの様々な場面に使われています。

例えば、自動ドアの多くは、ドアの上方にあるセンサーから赤外線を出し、反射して戻ってくる量の変化で接近を感知しドアを開閉します。しかし、雪の多い地方では、舞い込んだ雪に反応してしまうことがあるので、人体の発する赤外線を感知する方式が使用されます。
このように、赤外線が対象物にあたることで、さえぎられたり反射する量がかわることによって検知する方法を能動型(アクティブ)センサーといい、人やものが発する赤外線を捕らえるセンサーを、受動型(パッシブ)センサーといいます。

参考文献

タイトル 注記
総合百科事典ポプラディア 9 p223“センサー”
図解もっと身近にあふれる「科学」が3時間でわかる本 p159~162“39 目に見えない人感センサはどうやって人を検知しているの?”
トコトンやさしいセンサの本 p14~15“人の意図を探るセンサ-接近センサ:人の接近を体温で検知”
みんなが知りたい!「モノのしくみ」イラスト図鑑 p52~53“モノのしくみ23 自動ドア”
子どもが知りたいいろんなモノのしくみがわかる本 p56~57“自動ドア”
たのしくわかる機械のしくみ p61“人の動きにあわせる機械”、p105~104“自動ドア”
「機械工学」のキホン p44~45“017 ビルの自動ドアの安全を守るしくみ センサーとドアエンジン”
波のはなし p152“コラム 赤外線を用いた警備・防衛システム”

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