事例詳細
調査・質問内容
杉本家住宅について知りたい。
図書館からの回答
公開日 | 2019/10/30 |
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“杉本家住宅”は,下京区綾小路通新町西入ルにある京町家です。
杉本家は,寛保3年(1743),四条烏丸付近で呉服商を始め,その後現在の地へ移転して店を構えました。
元治元年(1864)に起きた禁門の変の大火で類焼し,明治3年(1870)に再建されたのが現在の主屋です。
伝統的な“表屋造り(おもてやづくり)”の建物で,表通りに面する店舗部と,奥の居住部が内玄関でつながれています。
また,“走り庭”と呼ばれる台所の機能を持った土間や,“犬矢来”と呼ばれる建物の壁や塀の下部をおおう垣根なども特徴です。
建物は平成2年(1990)に京都市の有形文化財,平成22年(2010)に国の重要文化財に指定されました。
また,庭園は平成23年(2011)に“杉本氏庭園”として国の名勝に指定されています。
毎年7月に行われる祇園祭の宵山期間中は,杉本家に伝わる「俵屋宗達 秋草図屏風」などが公開されます。
参考文献
タイトル | 注記 |
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京の町家杉本家 | |
奈良屋杉本家二百七十年の歩み | |
京 杉本家の四季 | |
京の町家めぐり | p60~66”杉本家” |
旧家に学ぶ、知恵としきたり | p109~160“杉本家 くらし暦” |
京都市の文化財 第8集 | p11~13“杉本家住宅 4棟” |
文化財レポート 第二十四号 | p12“杉本家住宅 四棟” |
役立つウェブサイト
タイトル | 注記 |
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公益財団法人 奈良屋記念杉本家保存会 「杉本家について」 | 2021.8.25 確認 |
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