事例詳細

調査・質問内容

“半木(なからぎ)の道”について知りたい。

図書館からの回答

公開日 2019/10/30

“半木の道”は,賀茂川の左岸,京都府立植物園の西側,北山通から北大路通までの間にある全長約700mの散歩道で,昭和48年(1973)1月に完成しました。

道の名前となっている“半木町(なからぎちょう)”という町名は,京都府立植物園の中にある“半木神社”に由来します。
もともと西賀茂に祀られていた神社のひとつが賀茂川の洪水によって流され,辿り着いた場所で新たに社殿を建て“流木神社(ながれきじんじゃ)”として祀られました。“流木(ながれき)”が転じて,後に“半木(なからぎ)”と呼ばれるようになり,地名となったといいます。

道沿いには,たくさんの枝垂桜が植えられるなど自然豊かで,桜が満開となる4月には“鴨川茶店”という恒例行事が行われ,茶店や土産物店などが並びます。
その枝垂桜は,平成10年(1998),「京都こども市会」の提案をもとに企画された「未来に届け! 京都の自然」で,21世紀に残したい自然100件に選ばれました。

参考文献

タイトル 注記
週刊京都を歩く No.24 p17“半木の道”
京都・観光文化検定試験 p352“半木の道”
京都の自然 p55~58“半木の道”
上賀茂/府立植物園 p60“半木の道のシダレザクラ”
京都千年 5 p137“半木の道”
未来に届け!京都の自然 p94“「半木の道」のシダレザクラ”

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