事例詳細

調査・質問内容

松葉杖について知りたい。

図書館からの回答

公開日 2022/12/26

松葉杖は、歩行補助として使う杖で、福祉用具のひとつです。
『杖』によると、16世紀のフランスの絵画に見られ、日本で使われ始めたのは日露戦争以後ではないかとされています。

松葉杖は、形が松の葉を連想させるY字状をしていることからついた名前で、脇の下から地面までの長さがあり、上方へ向かって二股に分かれ、中間に握りが、上端に脇当てがついています。

素材は、木製やアルミニウム合金製などで、身体を支えやすく、安定性に優れています。しかし、長さが適切でないと転倒などの危険があるため、扱い易い長さに調整する必要があります。また、使用者にはある程度背中や腕の筋力が求められます。

通常は脇当てを脇の下に挟み、握りを手のひらで握って左右2本1組で使用しますが、1本で歩行する場合もあり、その際には、弱い足とは反対側に杖を持ちます。

参考文献

タイトル 注記
p220~222“松葉杖”
福祉用具で介護が変わる p106~110“4 松葉づえ”
100歳まで元気でいるための歩き方&杖の使い方 p75~95“5章 杖を使って安全・快適に歩こう”
膝の痛い人が読む本 p88~93“第4章 腰痛予防・改善のための動きと運動”
介護・社会福祉用語辞典 p291“松葉杖”
総合百科事典ポプラディア 14 p310“まつばづえ”

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