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調査・質問内容

平等院の雲中供養菩薩像(うんちゅうくようぼさつぞう)について知りたい。

図書館からの回答

公開日 2022/03/25

雲中供養菩薩像は,京都府宇治市にある平等院鳳凰堂内の長押上の小壁に懸けられている像です。
鳳凰堂が建立された天喜元年(1053),本尊阿弥陀如来坐像とともに仏師定朝(じょうちょう)により造られたとされる約40cm~70cmの木彫像で52体あります。

天上から雲に乗って舞い降りた菩薩たちが阿弥陀如来の功績をたたえ,極楽浄土の楽しさを表現しているもので,“音声菩薩(おんじょうぼさつ)”,“伎楽菩薩(ぎがくぼさつ)”とも呼ばれ,持物(じもつ)を捧げている像,楽器を奏でている像,様々な姿で舞う像があります。

現在一部は平等院ミュージアム鳳翔館(ほうしょうかん)に展示,保存されています。

参考文献

タイトル 注記
魅惑の仏像 17 京都・平等院 雲中供養菩薩
平等院雲中供養菩薩
よみがえりゆく平等院 p53~77“第2章 雲中供養菩薩像-「奏で」「舞い」「祈る」”
古寺巡礼京都 13 p44~49カラー写真“雲中供養菩薩像”,p124“雲中供養菩薩像”
天上の舞 飛天の美 p86~116“第Ⅳ章 平等院鳳凰堂-飛天舞う極楽浄土世界-”,p147~150“平等院鳳凰堂の雲中供養菩薩像と光背飛天-浄土と飛天の表現について-”
一度は拝したい京都の仏像 p146~155“浄土に誘う天空の菩薩たち-平等院雲中供養菩薩像”
修学旅行が楽しくなる仏像“ここ見て”調査隊 京都編 p21“平等院鳳凰堂 雲中供養菩薩像”

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