京都中央郵便局の歴史と写真が載っている本を見たい。

京都中央郵便局は，京都駅の西隣，下京区東塩小路町に建つ郵便局です。
明治１３年（１８８０）に，後に初代京都駅となる京都停車場内（現京都タワー付近）に開設され，京都七条電信分局を前身とし，明治３６年（１９０３）に京都七条郵便局に改称，昭和２４年（１９４９）には，京都府下の全郵便局の統括事務を扱うこととなり，京都中央郵便局に昇格しました。
昇格した当時は，戦後の日本の復興に伴い取り扱う郵便物の量や種類が増加し，それまでの庁舎では手狭となり増築が急がれていました。

昭和３５年（１９６０）には，火災焼失後の再建を果たした京都駅の構内西側の用地を譲り受け，新庁舎の建築が決まりました。昭和３６年（１９６１）１０月２日より，通常の郵便物と小包を区分する施設や機器を備えた，当時の機械化モデル局として，地上６階地下１階の新庁舎での業務を開始し，現在に至っています。
落成式の様子は京都新聞に記事があります。

『京都新聞　昭和３６年９月２８日　夕刊“誇る東洋一の設備　中央郵便局，盛大に落成式”』白黒写真【右京中央図書館マイクロフィルム所蔵あり】

移転前の“旧京都中央郵便局”の写真は以下の参考文献，参考URLでもご覧いただけます。