事例詳細

調査・質問内容

東寺の五重塔の高さと,北大路通の標高が同じだと聞いたが本当か知りたい。

図書館からの回答

公開日 2021/01/28

東寺は南区にある真言宗の寺院で,正式には教王護国寺(きょうおうごこくじ)といいます。五重塔は,現存する木造の塔では日本一の高さで,約55メートルです。
一方,北大路通は東西に走る幹線道路で,東は白川通から西は西大路通まで全長5.5キロメートルです。

京都の市街地は北へ行くほど標高が上がっていくため,交差点から北へ行くことを“上がる”,南へ行くことを“下がる”という語源になっているとも言われています。
東寺のある九条通の標高は海抜約22メートルですが,北大路通の標高は海抜65メートルから90メートルになります。
北大路通の船岡山付近が海抜約77メートルで東寺の塔の高さとほぼ同じになります。
東寺や北山通の標高は役立つウェブサイト「地理院地図」で確認することができます。

参考文献

タイトル 注記
古寺巡礼京都 1 東寺
京都の大路小路 p228“北大路通”
新・京都自然紀行 p163“上がる下がる”
これであなたも京都通どすぇ p140“洛北では東寺五重塔の上を歩いている!?”
京都の道はややこしい p38“たらたら坂”

役立つウェブサイト

タイトル 注記
地理院地図 任意の地点をクリックし,海抜を確認することができます。 2021.1.28 確認

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