事例詳細

調査・質問内容

堀川商店街の歴史について知りたい。

図書館からの回答

公開日 2021/07/14

堀川商店街は上京区堀川通の西側に位置し,下立売通から上長者町通の手前まで続く約400メートルの商店街です。

この辺りは「堀川京極」として,大正中期ごろよりアーケードの前身に当たる鉄骨屋根のテントと私費による特別舗装を備え,300店余りが軒を連ねていました。
しかし,昭和20年(1945)に空襲に備えて堀川通の建物疎開が行われ,立ち退きにより堀川京極は消滅しました。

戦後,跡地に幹線道路として現在の堀川通が開通しました。
昭和26年(1951),京都府により一階が店舗で上層階が住宅となった全国最初の公営の店舗付き住宅として,堀川通の西側の沿道に現在の堀川商店街が復興されました。
当時は各方面から店舗付き住宅への視察があり,開店売り出しに続き,蛍狩りや盆踊り,テレビの設置などの行事が行われ,多くの人で賑わいました。

昭和38年(1963)には簡易アーケードが,昭和56年(1981)には近代アーケードが建設され,復興から半世紀以上を経た現在も地域住民の生活を支えています。

参考文献

タイトル 注記
まいどおおきに p84~87“堀川商店街”
上京区120周年記念誌 p148~149“堀川京極の賑わい”
待賢子ども風土記 p107~109“第三章 (10)⑤堀川京極”
待賢校百年史 p18“堀川京極”
待賢校百二十年史 p56~57“堀川京極”
京の商店街 1985年版 p132“商店街の概況 堀川商店街(協)”
京の商店街 1990年版 p143 “商店街の概況 堀川商店街(協)”
京の商店街 1995年版 p156~157“商店街概況調査票 堀川商店街協同組合”
市民しんぶん上京区版 №133(平成19年1月)~№144(平成19年12月) No.133(平成19年1月)3面“暮らしを支える「商店街」待賢学区”

役立つウェブサイト

タイトル 注記
堀川商店街協同組合 2021.7.14 確認

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