事例詳細

調査・質問内容

ビブリオバトルについて知りたい。

図書館からの回答

公開日 2021/04/05

ビブリオバトルは,おすすめの本の魅力を紹介し合い,子どもから大人まで一緒に楽しむことができるコミュニケーションゲームです。
平成19年(2007)に,谷口忠大氏が所属する京都大学の研究室の勉強会で読む本を選ぶために,参加者がプレゼンテーションして決める方法を発案したのが始まりです。
谷口氏が他大学へ移った後も有志の手によりビブリオバトルは続けられ,大阪大学や各地に口コミなどで広がりました。
平成22年(2010),谷口氏が中心となりビブリオバトル普及委員会が設立され,公式ウェブサイトの運営などの普及活動の中,紀伊國屋書店での開催で読者同士のつながりを促して人が集まるイベントと認知されました。平成25年(2013)には,全国から参加者を募った全国大学ビブリオバトルが開催され,多数のメディアに取り上げられました。
その後も,図書館,書店,企業,学校,自治体など様々な分野で導入され,「人を通して本を知る 本を通して人を知る」をキャッチコピーに,ビブリオバトルは,現在も広まり続けています。

ビブリオバトルは以下の4項目の公式ルールに則り行われます。
1.発表参加者が読んで面白いと思った本を持って集まる。
2.順番に一人5分間で本を紹介する。
3.それぞれの発表の後に参加者全員でその発表に関するディスカッションを2~3分行う。
4.全ての発表が終了した後に「どの本が一番読みたくなったか」を基準とした投票を参加者全員一票で行い,最多票を集めたものを『チャンプ本』とする。

参考文献

タイトル 注記
ビブリオバトル p103~126 “第二章ビブリオバトルはどうして生まれたか”
ビブリオバトルハンドブック
ビブリオバトルを楽しもう
ビブリオバトル入門 p21~25“ビブリオバトルの成り立ちと発展”
図書館雑誌 2011年11月号 105 p753~755“ビブリオバトル―書評を媒介としたコミュニケーション場の広がり―”
学校図書館 2015年5月号 p14~16”ビブリオバトルとは何か”

役立つウェブサイト

タイトル 注記
知的書評合戦ビブリオバトル公式ウェブサイト 2021.4.5 確認

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