事例詳細
調査・質問内容
京都市下京区にかつてあった,たばこ製造工場について知りたい。
図書館からの回答
公開日 | 2021/10/02 |
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明治24年(1891)に村井吉兵衛が,初めて国産の両切紙巻たばこを発売しました。
その後,明治27年(1894)に村井兄弟商会を立ち上げると,明治31年(1898)には,京都市下京区上新シ町(現在の東山区馬町東大路西入ル)の元修道小学校跡地にたばこ製造工場を建設しました。赤れんが建ての工場には,当時の日本としては珍しい機械が導入され,町の人達はこの建物を「機械館(器械館)」と呼んでいました。
工場は,明治37年(1904)に煙草専売法施行と同時に専売局に引き継がれると京都製造所として開設し,大正11年(1922)には下京区中堂寺の大宮工場へ移転しました。
参考文献
タイトル | 注記 |
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京都とたばこ | p16“京都煙草製造所開設” |
たばこ王・村井吉兵衛 | p45~49“事業拡張” |
近代たばこ考 | p31~32“機械の導入” |
史料京都の歴史 10 | p463“村井吉兵衛が下新シ町にたばこ工場を建設する。” |
それは京都ではじまった | p201~206“両切たばこ” |
京都府の歴史散歩 上 | p161“たばこ工場製造発祥之地” |
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