事例詳細

調査・質問内容

様々な国のウェディングケーキの写真が見たい。

図書館からの回答

公開日 2021/04/05

ウェディングケーキのルーツは各地に諸説があります。
古代エジプトでは,貴重品である蜂蜜と小麦粉を使ったお菓子が贈られたことに由来するという説,古代ギリシャの小麦粉で作ったビスケットを細かく砕き,花嫁の頭にかける風習に由来するという説,ギリシャのロードス島で結婚式のときに出されていたジンジャーブレッドが後にフルーツケーキとなり,これに由来するという説などがあります。
18世紀のイギリスでは,フルーツケーキ(パウンドケーキにドライフルーツを入れたもの)にマジパン(アーモンドをすりつぶし,砂糖などを混ぜて半固形状にしたもの)などを被せて様々な飾りを施すウェディングケーキが作られました。
フランスでは,小さなシュークリームを積み上げた「クロカンブッシュ」をウェディングケーキとして作ることもあります。シューとはキャベツの意味で,ヨーロッパでは赤ちゃんはキャベツ畑で生まれるという伝承から,クロカンブッシュには子孫繁栄や五穀豊穣を願う意味が込められているということです。
参考文献では,様々な飾りを施したウェディングケーキの写真を見ることができます。

参考文献

タイトル 注記
フランス菓子百科 3 新しい菓子・祝い菓子・アメ細工 p184~247 “クロカンブシュ”,p249~298 “ピエス・モンテと宴席用ピエス”
お菓子の由来物語 p34~35 “ウエディングケーキ”,p71“クロカンブッシュ”
ケーキの歴史物語 p111~122 “ウェディングケーキ”
Grand Pâtissier 4 最新世界の洋菓子 p168~173 “デュウィ・ローズ・オブ・シュールズベリー ウエディングケーキ”
洋菓子百科事典 p40~42 “ウェディングケーキ”
世界たべもの起源事典 p28 “ウエディングケーキ”
世界・ブライダルの基本 p191~197 “世界の婚礼料理”
特別な日のケーキ p59~66 “パティスリーのオリジナル・ウエディングケーキ”,p67~74 “ホテルのオリジナル・ウエディングケーキ”

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