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図書 -- 永井 和子/著 -- 笠間書院 -- 2018.1 -- 4,513p -- 22cm -- 910.23
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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 持禁 状態
中央 郷土 L/910.23/ナ/ 019330847 郷土 利用可
右中 郷土 L/910.23/ナ/ 332540740 郷土 利用可
醍中 郷土 L/910.23/ナガ/ 657974340 郷土 利用可

資料詳細

タイトル 幻想の平安文学
著者など 永井 和子 /著  
出版社 笠間書院
出版年 2018.1
ページ数 4,513p
大きさ 22cm
一般件名 日本文学-歴史-平安時代
NDC分類(9版) 910.23
ISBN13桁 978-4-305-70855-7
内容紹介 物語は、現実とは切り離された虚構的存在である。老人を語り手に設定することで叙述そのものが相対化されて、物語は自在性を獲得した。物語と作者、老者の語りを主題に、枕草子・源氏物語・寝覚物語を読み解く。

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
幻想の平安文学  序に代えて 3-11
枕草子の跋文  「書きつく」という行為をめぐって 15-26
動態としての枕草子  本文と作者と 27-41
清少納言  基点としての「宮にはじめてまゐりたるころ」 42-54
枕草子  今後への課題 55-62
枕草子の<終わり>の覚え書き  日記的章段の末尾 63-73
声をあげる老者たち  源氏物語をひらくもの 77-103
末摘花覚え書き  異文化の体現者として 104-114
浮舟  見られたものとしての変容 115-133
源氏物語の愛と死  134-143
「八の宮物語」としての宇治十帖  144-149
源氏物語の「齢」覚え書き  「過ぐる齢にそへて」の周辺 150-164
源氏物語の年齢意識  光源氏四十賀の現実性 165-176
「問はず語り」の場としての源氏物語  非礼なる伝達 177-199
「柱」のある風景  源氏物語・枕草子における柱に寄る人 200-221
寝覚人物小考  原本・中村本の対比による 225-238
宇治十帖と寝覚物語  作者と読者の問題 239-244
夜の寝覚  245-252
寝覚物語の方法と表現  「偏った物語」として 253-265
心内語論  心情表現の深化 266-277
山里の女としての中の君  278-292
寝覚物語の時間  物語内部における「昔」の形成 293-313
中の君  非現実と現実とのあいだ 314-322
夜の寝覚の恋  女主人公は何を恋うたか 323-337
夜の寝覚の研究状況  未知の物語として 338-347
女主人公という選択  強い中の君の出発 348-370
「鼻」を茹でる  今昔物語と芥川龍之介 373-400
六条斎院物語歌合  物語と作者の関係 401-427
物語作品と作者  「作者不明」についての覚え書き 428-441
「紅梅文庫」覚え書き  目録を中心に 442-473
鈴木一雄校注新潮日本古典集成『狭衣物語』上・下  477-480
須山名保子編著『和泉式部集(正続)用語修辞総索引』  480-481
小嶋菜温子編『王朝の性と身体-逸脱する物語』  482-483
秋山虔編『王朝語辞典』  483-485
小嶋菜温子著『源氏物語の性と生誕』  485-487
後藤祥子他編著『はじめて学ぶ日本女性文学史<古典編>』  487-488
秋山虔著『古典をどう読むか』  489-491
河添房江著『源氏物語時空論』  491-493
吉岡曠著「源氏物語の遠近法」  研究紹介 493-500
永井和子著『源氏物語と老い』  自著紹介 501-505