
バーのマスターが作った,精巧な美人のロボット,ボッコちゃん。
店のカウンターの中におかれたボッコちゃんを,誰もロボットだと気付きません。
楽しい短編が全部で50編も入っています。
星新一 著
新潮社 500円

華やかな大内裏のすぐ裏にある『えんの松原』。
そこは怨霊たちのたむろする“魔所”だという。
女童(めのわらわ)の音羽が出会った少年は,怨霊の影におびえていた。
伊藤遊 作/太田大八 絵
福音館書店 1575円

ある夏,セシルたち姉弟妹は,母親の急病のため,こどもだけで旅先のホテルに滞在することになりました。
そこには魅力的ですが,謎を秘めたイギリス人男性エリオットが滞在していました。
ルーマー・ゴッデン 作/野口絵美 訳
徳間書店 1680円

世界遺産の白神山地。
その森の豊かな自然と,歴史・文化を紹介します。
斎藤宗勝 著
アリス館 1470円

“灰色の男たち”にそそのかされた人々は,良い暮らしをするためにと思い込み,必死で時間を倹約し,せかせかと生きるようになりだした。
モモは,時間どろぼうから,盗まれた時間を取りかえそうとする。
ミヒャエル・エンデ 作/大島かおり 訳
岩波書店 1785円

100万回死に,100万回生きたねこがいました。
その間,自分以外のものを愛したことのなかった彼が,ある時1ぴきの白いめすねこに恋をします…。
佐野洋子 作/絵
講談社 1470円

この本は,自然の美しさや神秘を子どもとともに,どのように感じあったらいいかを作者の実体験を踏まえ,味わい深く語ってる。
文中の写真は美しく,読む者の目をくぎづけにする。
レイチェル.・カーソン 著/上遠恵子 訳
新潮社 1470円

原始的な道具から現代的な機械の仕組みまでを,わかりやすいイラストで,原理によって分類し解説している本です。
思わずうなってしまう一冊。
デビッド・マコーレイ 作/歌崎秀史 訳
岩波書店 7700円

なやんでいたっていいじゃないか。
もやもやしててもそれでいい。
なやみとのつきあいかたを,著者といっしょに考えていく。
重松清 著
理論社 1260円

夏休みに東北の田舎町にやってきたユカは,“ざしきわらし”の茶々丸に出会う。
茶々丸はユカによく似た女の子をさがして,時間のあいだを行き来している。
末吉暁子 作/こみねゆら 絵
偕成社 1680円

15人の少年をのせた大型ヨットが,無人島に流れ着く。
互いの偏見や反目を乗り越えて団結し,困難に立ち向かう少年たちの姿が描かれる。
おなじみ「15少年漂流記」の完訳版。
ジュール・ベルヌ 作/朝倉剛 訳
福音館書店 2415円 (表紙は福音館文庫)

第二次世界大戦下のドイツで暮らすフリードリヒ一家と,その周囲の人々の物語です。
ユダヤ人とそうでない人たちに起こった事実に目をそらすことなくつづられています。
ハンス・ペーター・リヒター 作/上田真而子 訳
岩波書店 714円 <シリーズ>

あるクラスの「学級日誌」の形式で書かれたちょっと不思議な物語。
それぞれの悩みや思いがつづられ,担任のオズ先生も素敵な言葉をそえてくれます。
長野まゆみ 著
光文社 1365円

やさしい詩,楽しい詩,少し悲しいさびしい詩…。
金子みすヾの詩には,何か心にひびく温かいものがあります。
金子みすゞ 著
JULA出版局 1260円

“ひとつの小さな体の中に戦争が丸ごとあった”
絶対的な正義の名のもとに行われた湾岸戦争。
遠く,イギリスの地で少年は,弟をとおしてその戦争を見ることになる。
ロバート・ウェストール 作/原田 勝 訳
徳間書店 1260円

時は,11世紀。
イギリスはノルマン人の支配下にあり胎動の時期を迎えていたころ…
犬飼の孤児ランダルが,ついに騎士となるまでの数奇な運命が描かれています。"
ローズマリ・サトクリフ 作/猪熊葉子 訳
岩波書店 2940円 <シリーズ>

中学2年生のコペル君を通し,“人として生きる意味”を考えさせられる作品です。
助言者役である彼のおじさんの存在が際立ちます。
初版は1937年ですが,その内容は今なお少しも古くなっていません。
吉野源三郎 著
ポプラ社 1260円 <シリーズ>

トロイアの遺跡を発掘したシュリーマン。
彼は古代ギリシア世界に憧れ,回り道をしながら,ついに子どもの頃からの夢を実現した。
果てしない努力と情熱が伝わってくる物語。
ヨハンナ・インゲ・フォン・ヴィーゼ 作/大塚勇三 訳
岩波書店 2625円

死んだはずの僕は「抽選にあたって」下界に住む中学生,小林真の身体を借りて,“ホームステイ”することに。
下界生活にまいもどった僕を待っていた生活は…。
森 絵都 作
理論社 1575円

現地の人たちの風習や考え方など,日本ではあまり知られていない事情が,とてもよくわかります。
本当の国際協力って一体なんだろう…ということを考えさせられます。
中村 哲 著
筑摩書房 1260円

応仁の乱のあと,京のまちはもとより,近隣のまちでも戦いがくりかえされていた。
足軽部隊の九郎はまだ十七歳。
自分の命を守るため,刀をふるが,“精霊踊り”に心がゆれるのだった…。
後藤竜二 著
新日本出版社 1995円

“忘れ川”に囲まれた領主の館にクララとクラースの姉弟が,ガラス職人の両親が知らない間に連れてこられた。
フクロウやカラスが言葉を話す中世の物語。
幼い姉弟は,両親と再び会えるでしょうか…。
マリア・グリーペ 作/大久保貞子 訳
冨山房 1529円

みんなの中にとけこめず,自分の中に閉じこもっているアンナ。
都会を遠く離れた村での不思議な少女との出会いが,アンナの心を変えていきます。
ジョーン・ロビンソン 作/松野正子 訳
岩波書店 672円

人より優れた能力を持っていたゲド。
その驕りの気持ちから,死の影を呼び出してしまう。
その影に追われ,苦しみ続けるゲドは,やがて影と立ち向かう。
その影の正体は…。
ル=グウィン 作/清水真砂子 訳
岩波書店 1680円 <シリーズ>

アーミッシュの家庭に生まれ,14歳になった少女に,絶対だった価値観への疑問が芽生えます。
そこへある事件が彼女をひとつの決断へと導いていきます。
その決断とは…。
アイビーン・ワイマン 作/中村悦子 絵/瓜生知寿子 訳
偕成社 1470円

戦争のさなか,疎開する少年たちを乗せた飛行機が孤島に不時着した。
大人は一人もいない。
隊長を選び共同生活を始めたのだったが…。
心の内なる闇について深く考えさせられる物語です。
W・ゴールディング 作/平井正穂 訳
新潮社 620円

ユダヤ人であるために,ヒトラーによって踏みにじられた少女時代。
被害者という立場を越えて,自らの体験をありのままに綴った絵本作家アニタ・ローベルの自伝。
アニタ・ローベル 作/小島希里 訳
ポプラ社 1680円

登校拒否だった中学1年の時,まいは“魔女”とよぶ英国人のの祖母と生活を始める。
自然に抱かれ祖母と暮らすうちに,まいは生きる力を取りもどす。
梨木 香歩 作
小学館 1229円

ドイツの寄宿舎でクリスマスを迎える準備におおわらわの子どもたち。
でもそれぞれに家庭の事情が見えかくれしている。
やがて子どもたちは,友だちや先生との深い心の結びつきが,自分の成長を助けてくれることを知る。
エーリヒ・ケストナー 作/若松宣子 訳/フジモトマサル 絵
偕成社 735円

主人公ローラは,お母さんと弟ジャッコの三人家族。
ローラの14歳の誕生日の朝,彼女に“前ぶれ”がおとずれる。
でも恐ろしい出来事に出会ったのは弟ジャッコだった…。
M・マーヒー 作/清水真砂子 訳
岩波書店 2100円